はじめよう! 3D CAD

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無料で使える3D CAD FUSION360でスキルを磨こう!

3D CAD 練習課題4-6(SOLIDWORKS Tech Blog Model Mania 2000よりモデリング解答(1/2))

~無料で使える 3D CAD "FUSION360" を使って3D CADを習得しましょう~

FUSION360 ダウンロード

 

<練習課題4-6>

SOLIDWORKSブログにて、モデリングの練習になるいくつかの課題が公開されています。FUSION360を使ってトライしてみましょう。

blogs.solidworks.com

 

~ FUSION360SOLIDWORKSの練習問題を解く意味は ~

SOLIDWORKSの問題はSOLIDWORKSで解くべきと考えるかもしれません。

しかし、基本操作はどの3D CADも変わりません。

FUSION360での練習は他の3D CADでも生かされますのでやってみましょう。

 

練習方法

1. フェーズ1の図面からモデルを作成する。

2. 作成したモデルを図面化してフェーズ1の図面にする。

3. モデルを編集してフェーズ2の図面の形状にする。

4. 図面を更新してフェーズ2の図面にする。

 

 

<< モデルマニア2000の作成 (1/2) >>

 

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↑ 上記図面をモデル化します。(タイトルは”MODEL MANIA 2010"となっていますが間違っていると思われます)

 

1. 単位と注記の確認

    単位:inch(1 inch = 25.4mmです。inch寸法では例えば" .25 "の様に小数点前がゼロの場合、省略します。)

    注記(Notes):

  1. ALL ROUNDS TO BE .188 R ⇒ 全てのRの大きさは.188とする。※Rを図中で指示している場合はそちらに従います。

  2. MISSING DIMS ARE ASSUMED TO BE TYPICAL ⇒ 書かれていない寸法は同じ形状の寸法を代表とする。

  3. SYMMETRY IMPLIED ⇒ (明確に示していないが)対称と思われるところは対称

 

雑な注記(と意訳)ですが、この条件でモデリングしましょう!

 

2. 単位の変更

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↑ ドキュメントの設定から、単位のタイプ:[インチ]を選択します。

 

3. YZ平面に円筒部をスケッチする

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↑ Z軸を中心線とし、中心線と外形線を[寸法]コマンドで選択すると直径指示できます。

 

4. 円筒部の作成 

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 ↑ [回転]コマンドでぐるっと回します

 

 

5. ひし形ボス用スケッチ平面の作成

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↑ XZ平面から-2.75inオフセットします。 

 

 

6. ひし形ボスのスケッチ作成

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↑ ボスの頂点が円筒部の頂点と一致していることから、下面より3.35inの位置になります。形状はSECTION C-Cの図を見ながらスケッチします。
 

 

7. ボスを押し出す

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↑ 範囲タイプ:[オブジェクト]とし、ドーム部を選択します。

 

 

8. 穴を明ける

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↑ ボス部のスケッチを表示に戻し、[参照]で点を選択すると穴の中心位置が決まります。範囲:[終点]とし、ドームの内面を選択します。穴径は.75inです。

 

 

9. ザグリ穴の作成

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↑ 配置:[スケッチを参照(複数の穴)]を選択し、[参照]で点を選択するとザグリ穴の中心位置が決まります。穴径.38in、深さ1inです。先端角度:[フラット]を選択します。

 

 

モデリング解答(1/2)としてここまでとします。