3D CAD 練習課題3-3(3次元CAD利用技術者試験 1級・準1級サンプル問題より・問2のモデリング解答(3/3))
~無料で使える 3D CAD "FUSION360" を使って3D CADを習得しましょう~
<練習課題3-3>
3次元CAD利用技術者試験の過去問が公開されていますので、FUSION360を使ってトライしてみましょう。
過去問はこちらのリンクにあります。
https://www.acsp.jp/cad/docs/3d_sample.pdf
はじめに
初見で形状を想像することは難しいです。
制限時間内で形状を理解し、モデリングすることは容易ではないと考え、ペース配分に気を使いましょう。
モデリングのコツ
1. まず、大まかな形を作る
2. わかりにくい部分は線を描いて想像する。
3. 詳細部分を削り落して完成させる。
<< 左上の形状の作成 >>
1. 形状を理解する
↑ この部分の形状が一目で想像出来ましたでしょうか??
2. ワイヤーフレームをスケッチする
↑ 矢印の面に[スケッチを作成]、[3Dスケッチ]にチェックを入れます
3. [線分]コマンドにて面の境界となる線を描く
↑ ここで「?」とかいた線が矛盾していることがわかります
4. 線を引き直す
↑ 正面図で見て、右上から左下に見える線がもう一本あることに気付きます(言われてみればかも知れません)
「〇」の線がその線です。(右上奥から左下手前に結ぶ)
5. ここまでを三面図で確認してみる
↑ 「×」の線を消してスケッチを終了し、三面図を確認してみます
問題と同じ線が入っていることが確認できたでしょうか
(三面図の表示方法:[ビューポート]→[複数のビュー]を選択(Shift + ! でも可))
6. 四角錐を作る
↑ 前述までで角の四角錘部分を取り除けばよいことがお分かり頂けましたでしょうか
7. [作成]→[ロフト]コマンドにて➀と②を選択
↑ 操作:[新規ボディ]とします
(説明のため元のソリッドを非表示にしています)
8. [修正]→[結合]コマンドを選択
↑ 元のソリッドは表示に戻す
9. ターゲットボディに元のソリッド、ツールボディに四角錘のソリッドを選択
↑ 操作:[切り取り]を選択する
10. ソリッドの完成
↑ このような形になりましたでしょうか
<< 図面化し寸法を確認する >>
問題と同じ寸法になっているかどうか、図面を起こして確認してみましょう
11. [デザイン]→[図面]→[デザインから]を選択
↑ このあと[OK]を選択すると図面が開きます
12. 正面図を配置する
↑ スタイル:[表示エッジと陰線エッジ]を選択
13. 投影ビューにて上面図、側面図を起こす
14. [寸法]コマンドにて問題と同じ寸法を入れる
↑ 同じ寸法であることが確認出来ました