FUSION360 をデータ変換ソフトとして使う
~無料で使える 3D CAD "FUSION360" を使って3D CADを習得しましょう~
FUSION360は他のCADのデータを開く(インポートする)ことが出来ます。
<インポート可能な主なCADデータ>
- CATIA V5
- Inventor
- NX
- IGES
- Parasolid
- SAT
- Solid Edge
- Solid Works
- STEP
また、FUSION360以外のデータに書き出す(エクスポートする)ことも出来ます。
- Inventor
- IGES
- STEP
- DXF
- DWG
通常3D CAD間でデータをやりとりする場合は中間ファイルに変換(エクスポート)して渡します。
代表的なものは「IGES」「STEP」「Parasolid」と言った形式です。
データを中間ファイルで受け取った側は使用するCADのデータに変換(インポート)します。
CATIA ⇔ IGES ⇔ Solid Works
Creo ⇔ STEP ⇔ NX
といった感じです。
つまり他のCADデータをそのまま開くことは出来ません。
ところがFusion360の場合、直に色々なCADのデータを取り込むことが出来ます。
中間ファイルを介する必要がありません。
市販標準部品のデータを使ってみる
標準機械部品を多数扱っているイマオコーポレーションからデータをダウンロードしてFusion360に取り込んでみましょう。
https://www.imao.co.jp/index.html
例としてトグルクランプのSolid Worksデータをダウンロードしてみます。
下記リンクから「SOLIDWORKS」データをダウンロードします。
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍するとアセンブリファイル1つとパートファイル7つが含まれていることがわかります。
これをFusion360で開いてみます。
1.[開く]>[マイコンピュータから開く]から先ほどダウンロードしたデータのアセンブリファイルを選択します。
↑「st-vtc201u.sldasm」を選択するとこの画面に移行します。
2.「サブアセンブリの必須の参照パーツを選択してください」とありますので、st-vtc201u01~07.sldprtを選択します。
↑「アップロード」を押し、ステータス完了となったら「閉じる」を押します。
3.「開く」から先ほどアップロードした「st-vtc201u.sldasm」を選択します。
4.SolidWorksデータを読み込むことが出来ました。